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根管治療

根管治療とは

根管治療とは歯の根にある神経の管に侵入した細菌を清掃し、その後の細菌の侵入を防ぐため、歯根の管を封鎖するまでの一連の治療のことをいいます。

病態は大きく以下の3つのパターンに分けることができます。

  • 虫歯が大きくなって歯の中の神経や血管に炎症が拡がり、神経を取る場合
  • 更に炎症が根の先まで進み、根尖病変(膿み)を形成した場合
  • 一度根管治療を行ったが、再感染により再治療が必要となった場合

根管が細菌感染を起こすにはさまざまな要因がありますが、いずれにしても根尖病変は細菌が原因で起こる病気です。治療はこの細菌をできる限り取り除くという処置です。

根管治療の成功率

世界の根管治療(歯内療法)の専門医が通常の根管治療を行なった場合の成功率は、その歯の状態によって異なりますが、おおむね以下のように報告されています。

神経を取る(抜髄)治療の場合 90%~95%
神経が死んでしまった根管治療の場合 80%~85%
歯根の先に根尖病巣がみられる場合 70%~75%
感染根管治療の場合 60%~70%

ところが、日本国民の歯根の状態を調べた研究では、一般開業医が①の神経を取る治療をした場合、50%~65%の成功率であり、専門医の90%とはかけはなれた結果となっています。
治療の難易度が高くなる②・③・④の治療についての日本での研究はありませんが、おそらく50%以下の成功率であろうと推測できます。
これらの結果は、日本の一般開業医がラバーダム等の最低限の配慮を行っていないため、日本の歯科医療現場では根管治療でのトラブルが多いことを物語っています。

かいり歯科クリニックの根管治療の特徴

日本では、一般的に患者様も歯科医師も根管治療に対する認識が薄く、そのため再治療や再々治療が頻繁に行なわれているのが現状です。

いくら素晴らしい被せ物(クラウン)の治療をしても、根管治療が不十分で再治療が必要になってしまえば、その被せ物(クラウン)はもう使用できず、無駄になってしまいます。そして、歯を長く使っていくためには、精度の高い根管治療が必要不可欠です。

当院では、患者様の歯を守るため、精度が高く、再治療のリスクが低い精密根管治療を実施しています。

根管内の無菌化

神経を取る処置(抜髄)を行なう場合には、必ずラバーダムを装着し、根管内に感染を起こさせないよう特に注意深く治療を行ないます。

CTによる精密な診査・診断

CT撮影をすることで、通常のレントゲンに比べ根管の状況が把握しやすくなります。

マイクロスコープを使用

根管は非常に小さく、肉眼ではほとんど見えない場所に存在するため、歯科医師の多くは経験や感覚を頼りに手探りで治療を行っています。そのため、器具による根管の破損や細菌の取り残しによって根尖病巣ができてしまうといった事態が数多く発生しています。
マイクロスコープ(顕微鏡)を用いることで、根管の内部を非常にはっきり見ることができるため、治療中のエラーが起きにくく、成功率アップにつながります。
また、必要な場合はマイクロスコープ画像を録画し、状況の説明をさせて頂きます。

ニッケルチタンファイルによる正確な処置

根管内の処置を行う際には、小さなドリルのような針状の器具(ファイル)を使用します。
一般的にはステンレス製のファイルを手と指で操作して使用しますが、ステンレスファイルは硬いため、根管の形態を壊してしまったり、ファイルが根管内で折れ取れなくなるリスクがあります。
このようなリスクを回避するために、高い柔軟性と破折抵抗性を有するニッケルチタン製のファイルと、それを専用のコードレス根管治療用モーターに装着し、iPadアプリで管理するシステムを導入しています。それにより、複雑に曲がった根管の治療もスムーズに行え、正確かつ短時間で治療を終えることができます。

時間と回数をかけ丁寧に

根管を確実に清掃するため、1回の治療時間は1時間~1時間半程度かけて丁寧に行います。
難しいケースでは、根管治療の回数が5~7回に及ぶ場合もあります。

生存率で見ればインプラントに匹敵する根管治療

最近の風潮として、面倒で難しい根管治療をするよりも、抜歯をしてインプラントをしたほうが長持ちして良いという考えが拡がりつつあります。ですが、生存率で見れば根管治療はインプラントに匹敵する治療です。(生存率とは、歯が残っているか抜歯になったかの基準です。)

当院では、たとえインプラントより長持ちしない可能性が高い場合でも、安易に抜歯をするべきではなく、患者様自身の歯を少しでも長く使うための選択肢を用意すべきだと考えています。最終的には患者様本人がご自身のニーズや価値観に合わせて決めることですが、患者様の最適な選択のために、情報提供を大切にしています。

根管治療の方法

根管治療には、根管内の細菌を除去する処置として以下の3つの方法があります。

一般的根管治療

第1に、治療を行う歯にラバーダムを装着し、根管内に細菌が侵入しない環境を作ります。そして、根管内の細菌を針のような器具や超音波機器で機械的に除去し、同時に薬剤を用いて根管内を洗浄し、殺菌を行います。
通常の根管治療ではこの方法が用いられます。根管数が多く、形態が複雑な奥歯では、確実に細菌を除去するために、時間と回数がかかります。

  1. STEP 1

    虫歯が歯髄まで感染した歯です。

  2. STEP 2

    歯髄が露出するところまで歯を削ります。

  3. STEP 3

    専用の器具で歯髄を除去します。

  4. STEP 4

    無菌状態にしたうえで、薬を詰めます。

外科的根管治療

外科的根管治療とは、細菌に感染している歯根の先端部分を外科的な手術により取り除く方法です。この治療法は1回の治療で終わるというメリットがありますが、成功率が60%以下と低いため、通常の根管治療との併用や、手術時に歯根の先端側から根管内を清掃する方法(逆根管治療)を用い、成功率のアップを目指します。

  1. STEP 1

    根の先端に病変ができています。

  2. STEP 2

    歯肉を剥離し、歯根の先端ごと病変を除去します。

  3. STEP 3

    根の先端に薬を詰め、歯肉を縫合します。

  4. STEP 4

    病巣を除去したスペースは自然と骨が治癒します。

抜歯

抜歯は最終手段ではありますが、歯が割れたりヒビが入っている場合や、治療が不可能であったり、明らかに成功率が低くなると推測される場合には、無理に治療を行わずに経過を診るか、抜歯をして他の方法で歯を補うかを検討する必要があります。

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