【参加報告】第43回 日本顎咬合学会学術大会に参加しました
2025.06.07
こんにちは。かいり歯科クリニック院長の戸田です。
このたび、当院の歯科医師・松上先生と共に、**東京国際フォーラムで開催された「第43回 日本顎咬合学会 学術大会」**に参加してまいりました。
日本顎咬合学会とは?
日本顎咬合学会は、1979年に発足した日本最大規模の“噛み合わせ”に関する学会であり、現在約9,000名の歯科医師が所属しています。
臨床歯科医療において、咬合(こうごう:噛み合わせ)を中心に、審美歯科、補綴治療、歯周治療、矯正歯科など幅広い分野において、最新の知見を学ぶことができます。
当院の
● 歯科医師 戸田智大
● 歯科医師 松上佳亮
は、この学会が認定する【咬み合わせ認定医】の資格を取得しています。
治療計画における臨床的指標(Clinical Guidelines)
歯科治療を計画する際、世界的に著名なDr. Kois や Dr. Cohen らが提唱する**「Clinical Guidelines(臨床的指標)」**が大変参考になります。これは、補綴治療(被せ物などの修復処置)を行ううえで重要な優先順位を示したものです。
《Clinical Guidelines:臨床的な優先順位》
- Esthetic(審美)
→ 歯や歯ぐき、顔貌、口元との調和。
見た目の美しさと自然さを最優先に。 - Biology(生物学)
→ 清掃のしやすさや、組織へのやさしさ。
長期的な安定性・清潔性を考慮。 - Structure(構造)
→ 補綴物の脱離や歯根破折の防止。
しっかりとした耐久性と構造設計。 - Function(機能)
→ 咬合(噛み合わせ)、咀嚼、発音、嚥下。
しっかりと機能することが大前提。
このような指標を踏まえて治療計画を立てることで、見た目・機能・健康の全てをバランス良く満たすことが可能になります。
テクノロジーの進化と、変わらない「人を診る」歯科医療
今回の学会では、アナログからデジタル、さらにはAIの活用など、歯科医療の技術が大きく進化していることを改めて実感しました。一方で、私たちが扱う「お口の中」は、生体であり、基本構造や生体の反応など変わらない部分も多くあります。
だからこそ、基本に忠実な技術、そして患者様お一人おひとりの生活や背景に寄り添った“人を診る”医療が、これからも大切であることを強く感じました。
かいり歯科クリニックでは、これからも安心・安全・最良の歯科医療の提供を目指して、スタッフ一同、研鑽を積んでまいります。
噛み合わせ、被せ物、審美的なお悩みなど、どんなことでもお気軽にご相談ください。
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