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ブルーラジカルと歯周外科治療の違い

2026.06.24

こんにちは。かいり歯科クリニック院長の戸田です。

今回は、歯周病治療における

「ブルーラジカルP-01」と「歯周外科治療」の違い

ついてお話しします。

歯周病が進行すると、歯ぐきの奥深くに細菌が入り込み、歯石を作ることで通常のクリーニングや歯周基本治療だけでは改善が難しいことがあります。

そのような場合、これまでは歯ぐきを開いて直接感染部分をきれいにする「歯周外科治療」が必要になることがありました。

一方で、近年では歯ぐきを切開せずに歯周ポケット内の細菌へアプローチする新しい治療法として、ブルーラジカルP-01が注目されています。

歯周外科治療とは?

歯周外科治療とは、歯ぐきを開いて、歯周ポケットの奥深くにある歯石や感染組織を直接確認しながら取り除く治療です。

通常の歯周基本治療では届きにくい部分を目で確認しながら処置できるため、進行した歯周病に対して非常に有効な治療法です。

また、症例によっては、歯周組織再生療法を行うことで、失われた歯周組織や骨の再生を目指すこともできます。

当院でもこれまで、歯周外科治療や歯周組織再生療法に積極的に取り組んできました。

歯を残すために、歯周外科治療は今でも大切な選択肢のひとつです。

ブルーラジカルP-01とは?

ブルーラジカルP-01は、歯周ポケット内の歯周病菌に対してアプローチする新しい歯周病治療機器です。

特殊な青色レーザーと過酸化水素を組み合わせることで、歯周病の原因となる細菌を大幅に減少させることが期待できます。

さらに、超音波振動によって歯石やプラークにもアプローチします。

大きな特徴は、歯ぐきを切開せずに治療できることです。

そのため、外科治療に不安がある方や、身体への負担をできるだけ抑えたい方にとって、新しい選択肢となります。

歯周外科とブルーラジカルのどちらがいいの?

大切なのは、
「歯周外科治療とブルーラジカルのどちらが良いか」
ではありません。

それぞれに役割があります。

歯周外科治療

歯ぐきを開いて直接確認しながら感染部分を取り除いたり、骨の形を整えたり、再生療法を行ったりできる治療です。

一方で

ブルーラジカル治療

歯ぐきを切開せずに歯周ポケット内の細菌を減らすことを目的とした治療です。

つまり、

・歯周外科治療は「直接見て、取り除き、必要に応じて再生を目指す治療」

・ブルーラジカルは「切らずに、歯周病菌を減らす治療」

と考えるとわかりやすいと思います。

ブルーラジカルが向いている可能性のある方

ブルーラジカルは、特に次のような方にご相談いただきたい治療です。

歯周外科手術に不安がある方

できるだけ身体への負担を少なく治療したい方

ご高齢で外科治療に慎重な判断が必要な方

糖尿病など全身疾患をお持ちの方

血液をサラサラにするお薬を服用されている方

免疫抑制剤などを服用されている方

骨粗しょう症治療薬を使用されている方

歯周病による抜歯をできるだけ避けたい方

ただし、

⚠️【注意】すべての方にブルーラジカルが適しているわけではありません。

お口の状態、歯周病の進行度、全身状態、服用中のお薬などを確認したうえで、慎重に判断する必要があります。

ブルーラジカルでできないこと

ブルーラジカルは非常に有用な治療ですが、万能な治療ではありません。

たとえば、

失われた骨を再生する治療

歯槽骨の形を整える治療

歯ぐきを開いて直接歯石を確認する治療

歯周組織再生療法の代わりになる治療

ではありません。

そのため、歯周病の状態によっては、歯周外科治療や歯周組織再生療法の方が適している場合も多くあります。

当院では、ブルーラジカルだけを特別な治療として扱うのではなく、歯周基本治療、メインテナンス、歯周外科治療、再生療法とあわせて、歯を残すための選択肢のひとつとして考えています。

当院の考え方

私たちは、患者様がいつまでもご自身の歯で食事を楽しみ、会話をし、笑顔で過ごせることを大切にしています。

進行した歯周病では、歯を残すために外科治療が必要になることがあります。

しかし、ご高齢の方や持病のある方、手術に不安がある方にとっては、外科治療が大きな負担になることもあります。

そのような方にも、歯を残すための選択肢を増やしたい。

できるだけ身体への負担を抑えながら、歯周病菌を減らし、少しでも長くご自身の歯で過ごしていただきたい。

その想いから、当院ではブルーラジカルP-01を導入しました。

【重要】何よりも正確な診査・診断が大切です

歯周病治療で最も大切なのは、治療法を先に決めることではありません。

まずは、歯周ポケットの深さ、出血の有無、歯を支える骨の状態、歯の動揺、噛み合わせ、全身状態などをきちんと確認することです。

そのうえで、

・歯周基本治療で改善が見込めるのか
・ブルーラジカルが適しているのか
・歯周外科治療が必要なのか
・歯周組織再生療法の適応があるのか

を総合的に判断します。

当院には、日本歯周病学会の認定歯科医師および認定歯科衛生士が在籍しております。

学会の考え方に基づいた丁寧な診査・診断を行い、患者様一人ひとりのお口の状態に合わせて、最適な治療方法をご提案いたします。

歯周病でお悩みの方、歯をできるだけ残したい方、歯周外科手術以外の選択肢について知りたい方は、まずはお気軽にご相談ください。

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