お口の機能トレーニングMFT⑨〜唾液腺マッサージで口腔乾燥を改善する方法〜
2026.06.03
お口が乾く原因とは?〜唾液腺マッサージでお口のうるおいを守りましょう〜

「最近お口が乾く」
「食事のときに飲み込みにくい」
「口の中がネバネバする」
そんな症状はありませんか?
実はお口の乾燥(口腔乾燥)は、単なる不快症状ではありません。
唾液が減ることで、
・むし歯になりやすくなる
・歯周病が進行しやすくなる
・口臭が強くなる
・口の中が傷つきやすくなる
・食べ物を飲み込みにくくなる
・感染症にかかりやすくなる
など、さまざまな問題につながります。
唾液は「お口の健康を守る天然のおくすり」
唾液にはたくさんの大切な働きがあります。
① お口を洗い流す
食べかすや細菌を洗い流し、むし歯や歯周病を予防します。
② 細菌の増殖を抑える
唾液には抗菌作用があり、お口の中を清潔に保っています。
③ 飲み込みを助ける
食べ物をまとめて飲み込みやすくします。
④ 会話をしやすくする
お口の粘膜を潤し、話しやすくします。
⑤ 消化を助ける
食べ物の消化をサポートします。
そのため、唾液が減るとお口が乾くだけでなく、
噛みにくい、飲み込みにくい、むせやすい、食事に時間がかかる
といった症状につながることがあります。
かいり歯科クリニックでは、歯を守るだけでなく、「食べる・話す・飲み込む」といったお口の機能を守ることも大切な予防医療と考えています。
今日からできる!唾液腺マッサージ
唾液は主に3つの唾液腺から分泌されています。
この部分をやさしく刺激することで、唾液の分泌を促すことができます。
①耳下腺(じかせん)マッサージ
【場所】

⇧ 耳の前あたりの頬の部分
【方法】
指の腹を耳の前に当て、後ろから前へ円を描くようにやさしく押します。
回数 5~10回
②顎下腺(がっかせん)マッサージ
【場所】

⇧あごの骨の内側のやわらかい部分
【方法】
親指で持ち上げるように、顎のラインの内側を数か所ゆっくり押します。
回数 3~4か所を5~10回ずつ
③舌下腺(ぜっかせん)マッサージ
【場所】

⇧顎の真下のやわらかい部分
【方法】
両手の親指をそろえて、顎の真下を上に押し上げるようにやさしく刺激します。
回数 5~10回
動画で一緒にやってみましょう!
下の動画を見ながら実際に行ってみましょう。
🎥【参照動画】やってみよう!唾液腺マッサージ
【動画監修・指導】東京歯科大学 教授 上田 貴之 先生
※痛みを感じるほど強く押す必要はありません。
やさしく気持ち良い程度で行いましょう。
唾液を増やすためのポイント
唾液腺マッサージに加えて、
・よく噛んで食事をする
・水分補給をこまめに行う
・鼻呼吸を意識する
・お口の体操を行う
・舌や唇をしっかり動かす
ことも大切です。
かいり歯科クリニックでの口腔機能管理への取り組み
当院では、
口腔機能発達不全症
口腔機能低下症
などの、『オーラルフレイル』や『口腔乾燥』対策としての口腔機能の検査や管理にも力を入れています。
「歯がある=しっかり食べられる」
とは限りません。
将来も美味しく食事を楽しみ、楽しく会話し、綺麗な白い歯の素敵な笑顔で笑い、健康な生活を送るためには、
歯だけではなく、お口の機能を守ることが大切です。
お口の乾燥や飲み込みにくさが気になる方は、お気軽にご相談ください。
お口の機能トレーニングMFT①〜おくちポカーンのトレーニング(口輪筋)〜
お口の機能トレーニングMFT②〜舌の動きと口呼吸改善トレーニング(あいうべ体操)〜
お口の機能トレーニングMFT③〜舌の動きのトレーニング(リップトレーサー)〜
お口の機能トレーニングMFT④〜舌の先の力をつけるトレーニング(ディップ&スティック)〜
お口の機能トレーニングMFT⑤〜舌の位置のトレーニング(スポットポジション)〜
お口の機能トレーニングMFT⑥〜舌を正しい位置に持ち上げるトレーニング(ホッピング)〜
お口の機能トレーニングMFT⑦〜正しい唾の飲み方のトレーニング(スラープ&スワロー)
お口の機能トレーニングMFT⑧〜正しい唾の飲み方のトレーニング(ガムトレーニング)〜
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