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お口の機能トレーニングMFT⑩〜パタカラ運動で滑舌・食べこぼしを改善する方法〜

2026.06.24

こんにちは。かいり歯科クリニックです。

今回は、お口の機能を保つためのトレーニングのひとつである
『パタカラ運動』についてご紹介します。

「パ」「タ」「カ」「ラ」と発音するだけの簡単な運動ですが、実はこの4つの音には、唇や舌をしっかり動かす大切な役割があります。

年齢とともに、お口まわりの筋肉や舌の動きが弱くなると、発音がはっきりしにくくなったり、食事中に食べこぼしが増えたり、口の中に食べ物が残りやすくなったりすることがあります。

毎日の生活の中で無理なく続けられるお口のトレーニングとして、ぜひ取り入れてみましょう。

動画で練習しましょう

パタカラ運動は、文章で読むよりも、実際の口や舌の動きを見ながら行うとわかりやすいトレーニングです。

まずは下の動画を見ながら、
「パ」「タ」「カ」「ラ」をどのように発音するのか確認してみましょう。

🎥【参照動画】やってみよう!パタカラ運動

【動画監修】台東区公式チャンネル

動画を見るときは、次のポイントを意識してみてください。

口をしっかり動かしているか

舌の先や舌の奥を意識できているか

速さだけでなく、はっきり発音できているか

無理なく続けられるスピードか

最初は速く言おうとしなくても大丈夫です。
まずは、ひとつひとつの音をはっきり出すことを意識しましょう。

パタカラ運動とは?

パタカラ運動は、
「パ」「タ」「カ」「ラ」をはっきり発音することで、唇や舌の動きを鍛えるお口のトレーニングです。

それぞれの音には、使う場所が違います。


※「パ」「タ」「カ」「ラ」の4つの動きが並んだ全体説明画像

このように、同じ発音練習に見えても、実際には唇・舌の先・舌の奥など、違う部分を動かしています。

パタカラ運動が必要な理由

舌や唇の動きは、食事や会話にとても深く関わっています。

舌や唇をすばやく、正確に動かす力が弱くなった状態を、
舌口唇運動機能低下といいます。

舌口唇運動機能が低下すると、次のようなことが起こりやすくなります。

発音がはっきりしにくくなる

会話の中で言葉がもつれやすくなる

食べこぼしが増える

口の中に食べ物が残りやすくなる

食べ物をまとめて飲み込みにくくなる

むせやすくなる

誤嚥のリスクが高まる可能性がある

歯がしっかり残っていても、舌や唇がうまく動かなければ、食事や会話がスムーズに行えないことがあります。

つまり、
「歯があること」と「しっかり食べられること」は、必ずしも同じではありません。

かいり歯科クリニックでは、歯だけでなく、
食べる・話す・飲み込むためのお口の機能も大切にしています。

『パ』『タ』『カ』『ラ』それぞれの役割

ここからは、それぞれの発音でどこを動かしているのかを見ていきましょう。

『パ』:唇を弾くように発音します

「パ」は、唇をしっかり閉じてから、はじくように発音します。

この音では、主に唇を閉じる力を使います。

唇を閉じる力が弱くなると、食事中に食べ物や水分が口からこぼれやすくなることがあります。

「パ」を発音するときは、
唇を一度しっかり閉じてから、ポンとはじくように発音しましょう。

『タ』:舌の先を使って発音します

「タ」は、舌の先を上あごの前の方につけるようにして発音します。

この音では、主に舌の先の動きを使います。

舌の先をしっかり動かすことで、食べ物を口の中で動かしたり、発音をはっきりさせたりする力につながります。

「タ」を発音するときは、
舌の先を上あごにつけて、軽くはじくように発音しましょう。

『カ』:舌の奥を上あごに近づけて発音します

「カ」は、舌の奥を上あごの奥の方に近づけるようにして発音します。

この音では、主に舌の奥の動きを使います。

舌の奥の動きは、飲み込みの動きとも関係があります。

この動きが弱くなると、食べ物をのどの方へ送り込みにくくなることがあります。

「カ」を発音するときは、
舌の奥を持ち上げるイメージで発音しましょう。

『ラ』:舌を巻くように発音します

「ラ」は、舌を巻くようにして発音します。

この音では、舌をすばやく動かす力を使います。

舌の動きがスムーズになることで、会話の発音や、食べ物を口の中で上手に動かす力につながります。

「ラ」を発音するときは、
舌を軽く丸めるようなイメージで発音しましょう。

パタカラ運動のやり方

やり方はとても簡単です。

まず、背筋を軽く伸ばし、リラックスした状態で行いましょう。

「『パタカラ』を10回ずつ連呼、1日3セットを目安に」

基本の方法は、以下の通りです。

「パ・パ・パ・パ・パ……」
「タ・タ・タ・タ・タ……」
「カ・カ・カ・カ・カ……」
「ラ・ラ・ラ・ラ・ラ……」

それぞれの音を、はっきりと発音します。

ポイントは、速さだけを意識するのではなく、
唇や舌をしっかり動かして、はっきり発音することです。

目安は「10回ずつ・1日3セット」

ご自宅で行う場合は、

「パ」「タ」「カ」「ラ」をそれぞれ10回ずつ
1日3セット程度

を目安にしてみてください。

たとえば、

「パ」を10回
「タ」を10回
「カ」を10回
「ラ」を10回

これで1セットです。

朝・昼・夜など、生活の中でタイミングを決めて行うと続けやすくなります。

おすすめは、歯みがきの後や食事の前など、毎日の習慣に結びつけることです。

無理に大きな声を出す必要はありません。
周りに人がいる場合は、小さな声でも構いませんので、口と舌をしっかり動かすことを意識しましょう。


かいり歯科クリニックでは、お口の機能管理にも取り組んでいます

かいり歯科クリニックでは、虫歯や歯周病の治療だけでなく、
「食べる」「話す」「飲み込む」ためのお口の機能にも注目しています。

お口の機能が低下すると、食事や会話だけでなく、全身の健康にも影響することがあります。

だからこそ、早い段階で状態に気づき、必要に応じてトレーニングを行うことが大切です。

「最近、食べにくい」
「むせやすくなった」
「話しにくくなった」
「口の中に食べ物が残る」
「食べこぼしが増えた」

このようなことが気になる方は、お気軽にご相談ください。

お口の健康を守ることは、毎日の食事や会話、そして全身の健康を守ることにもつながります。

かいり歯科クリニックでは、患者様一人ひとりのお口の状態に合わせて、無理なく続けられるトレーニングをご提案しています

歯の健康・美容に関する些細なご相談もお気軽にどうぞ!

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